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2006.12.04 (Mon)

GID診療拒否、北海道知事への訴え

【北海道知事へ当てたメールの内容】 件名  病院の診療拒否について知事のお考えと対策をお伺いしたい 2006年3月30日 北海道知事 高橋はるみ殿 真摯な道政へのおとり組感謝しています。 私は性同一性障害当事者で阿部愛奈美と申します。 病院の診療拒否について知事のご意見とご見解、対策をお伺いしたくメールさせていただきました。 私が直面してしまった以下の件について北海道知事としてのお考えをお伺いできれば幸いです。 お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願いいたします。 私は性同一性障害の治療で女性ホルモン治療を2001年5月から同一病院で行っています。その後専門医療機関である札幌医科大学付属病院(以下、札医)のGIDクリニック専門科開設後は札医を受診し、性同一性障害の診断書も頂き、現在は性別再判定手術(以下、SRS)のために通院しています。札医にて性同一性障害の診断書を頂いた時点でこの病院に医療紹介状を提出して、それらに基づいて女性ホルモン治療をおよそ一週間に一度の割合で自費診療を続けてきました。 しかし、3月25日の受診日に突然看護師から病院の都合でお薬の仕入れを行わないために次回からホルモン療法を継続できない旨通達され、その場でそれはおかしいのではないかと詰問し、その後病院の理事長とお話しましたが、公的病院か専門医療機関で診療を続けてくださいの一点張りでお話が先に進めない状態でした。私はその専門医療機関からの紹介状を元にその病院で治療を継続していたために納得できるはずもありません。 また、他の医療機関通院のために現在までの私自身の個人データーのコピーを請求しましたが棄却(閲覧は許された)され、医師と数十分押し問答のあげくに当院では今後診療を続けていくことが出来ない旨通告され、他病院の紹介をお願いしたが、他病院への紹介は私の方からの提案で高額な紹介状料を請求すると言われ、病院側の一方的な診療拒否通告でそれはおかしいと反論すると、他病院へ電話で理事長自らお問い合わせし、その結果をご報告いただくことになり、数日後電話にてご報告いただきましたが、市内の病院ではお引き受け下さるところがないというお返事でした。 またこの理事長とお話ししたときに、私の提案として個人輸入による注射薬を入手しそれを持ち込んで診療を続ける事は可能かとの質問に対しそれは可能であるが、私が国内で自力で購入するか?或いは、私がその病院を通して全額前金で購入するか?又は、病院取引先から病院側が薬剤を仕入れ、仕入れた分の全額を私が前払いすることで良いのなら今後も治療継続が可能ですとのお答えに、ではその薬剤単価と最低仕入れ個数(数量)はどの程度かとの問いにお答えいただくことが出来ませんでした。このことは私としては不信が募るばかりです。薬剤の法的規制と薬剤の流通約款などにより私が必要とする薬剤を個人では購入できないことも医師はご存じのはずですし、大量の薬剤を一度に私に買わせることにより、金額的負担に耐えられずに診療をあきらめるだろうという私の憶測が働いても不可思議ではないと思います。 その理事長が特にお勧めで、私が期待した公立の市立病院での診療も薬剤がないとのことで診療を引き受けられないとのお返事でしたから、後日市立病院へ赴き、この点について問いただしてみましたところ、事務局員が応対に出てくださり、2時間ほど議論いたしましたが埒があかず、担当医師と院長の見解を元に再びお返事いただくこととなり、その後、お電話でお返事を頂きました。しかし、院長や医師のお返事も院長と医師の判断で私一人のために薬剤を仕入れ、私に対する治療は行えないとのお返事でした。 さらに3月30日次回の診療時期が迫り、対応してくださる病院も見つからず(今回はあまりの急な出来事にGIDクリニック始め私が対応できる範囲を超えています。)私が通院している病院の理事長へ再び電話にて薬剤の在庫確認と診療の依頼を行ったところ、在庫はかなりありますが、3月31日をもって薬剤問屋(又は製薬メーカーか?)に返品するというお答えでした。(これは完全に診療拒否ではないのか?)このため31日までは診療が可能だがその後の診療は薬剤を製薬メーカーに返品するために治療は不可能とのお返事でした。私は困り果てて取りあえず1回分のお薬を確保していただくようにお願いし、4月1日受診予定分のお薬を確保いただくことはお約束下さいました。 私はおよそ月に4本ずつこのお薬を使用しますし、プロギノンデポー製造元の富士製薬工業株式会社や市内各薬問屋さんにお問い合わせしたところ、病院ではこれらのお薬は10アンプル1箱単位での仕入れが可能なはずとのお返事でした。10アンプルですとおよそ2ヶ月半から3ヶ月で使用しきってしまう数量で、病院側が言うような在庫による経営圧迫は無いものと考えられます。 市立病院でも私が受診している婦人科でも、私がホルモン注射を休むと私の体がどのような状態になるか説明し、生活に支障を来す(女性の更年期様症状が強く出て生活に支障を来す)ことを訴えたにも拘わらず、(私が通院していた医師はこのことについてはご存じのはずと思います。)なぜ私が必要とするお薬を購入できないのか?また、なぜこの様な理由をつけて診療拒否するのか理解できずにいます。また、この様なこれらの診療拒否は医師の患者に対する 医師法 第1条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。 第19条 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。 にも抵触するのではないかと考えられます。 私としては『性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律』でも認められた診療にも拘わらず医療側がなぜ私たちを排除するのか?納得できるお返事を頂きたいと思います。 この様な医療現場での診療・受診拒否は大きな人権問題ではないかと思います。 宜しくお願いいたします。
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Comment

こんにちは・・・
早速のコメントありがとう御座います・・
場所は東京なので、クリニック自体はいっぱいあります。
でも16歳でフライング投与してるって言うとどこの
クリニックも避けます・・・。
でも、クリニック・・がんばって探してみます・・
美鶴 |  2006.12.30(土) 10:33 | URL |  【コメント編集】

コメントありがとう。
東京でしたらクリニックは探せば必ず見つかりますね。また、性同一性障害専門外来もそれなりに有ると思いますから、ネット検索で調べてみると良いでしょう。どうしても見つけられないときはご紹介することも可能ですよ。その時にはメールをくだされば幸いです。
一つ心配なのは、ホルモンを始めていることですね。
ホルモン投与実行ということで、もう後戻りは出来ないかもしれません。
副作用とホルモン値の検査を最低でも年に2回は行ってくださいね。
常に自分の体の状態を把握しておくことが必要と思います。
そして、ベストな健康状態を保ってほしいと願います。
何を行うにも、体が健康でなければならないですね。
これらの検査は内科でもおこなえますので、信頼できる医師・病院を一カ所は確保しておくことをお進めいたします。掛かり付けの医師がいれば、風邪などの軽い病気の時でも心配せずに受診・治療することが出来ますのでお進めいたします。
あなたの健康をお祈りいたします。
阿部 愛奈美 |  2007.01.02(火) 09:35 | URL |  【コメント編集】

はじめましてですみません・・
その病院サイテイですね・・・
私は、精神科の先生にホルモンの話を出しただけで
急に他の病院にまわされることになりました・・・
しかも、紹介してくれるのではなく、自分で調べろ体制なんです
何でそこまで、かかわりたくないみたいな顔するのかが私には
わかりません・・・・なにか理由があるならちゃんと説明してほしいです。
結局は、リスキーな経口薬自己投与になります・・・
これって明らかな、セクシャルマイノリティへの差別ですよね・・
美鶴 |  2006.12.18(月) 03:01 | URL |  【コメント編集】

美鶴 さん始めまして。 コメントありがとうございます。
以下性同一性障害を有する皆さんへ
確かに性同一性障害に関する、医師の無理解は社会の中で横行していると思います。しかし、理解を示してくださる医師も徐々にではありますが増えているのも現実です。私達当事者が社会や医師に対して様々なバッシングを訴え、改善を求めていかなければ、社会も医師も何ら変わることなく、現状のまま明日を迎えることになります。当事者一人一人の社会的活動が重要になってくる所以がここにあります。
さらに、私達当事者は「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」に沿って「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が出来ていることを考えてみる必要があるでしょう。
これら、ガイドラインや法が一体となり、社会は性同一性障害を認めるところとなりましたが、社会的な性同一性障害容認の意識はとても薄く、これからといった処でしょう。学校での虐めや職場の無理解が横行している現在、当事者の私達は何を考え、何を行わなければならないのか、個人の社会環境を考えながら、一人一人自分に合った方法で社会的理解推進の活動を行わなければならないでしょう。
まず当事者の方々が社会から認められ、容認されて自分らしく暮らしていくことが出来るようにならなければなりません。それには当事者の甘えや、独りよがりな物言いで終わることなく、社会と接する方法を見つけなければなりません。そのために性同一性障害当事者の方々は慎重に物事を考える必要があるでしょう。
無用なカミングアウトは必要がないですし、ホルモン療法も自己責任で、とはいっても、使用後の副作用に対する医療検査は必須です。デポーが安全とはいっても、体質的にデポーが無理な方も居ます。一人一人の事情に合わせた処方が必要です。やはり医師に頼らざるを得ない状況に代わりがありません。ホルモン療法については、皆さん誤解をされている方も多いのではないかと思われます。ホルモン幻想は追求しない方が良いと思います。
皆さんの廻りの病院でも(地方や田舎でも)理解のある病院、医師は必ずいます。根気よく医師に打診していくことも必要でしょう。性同一性障害の治療・診療について、数回お断りされた医師が、その後治療・診療を行ってくれることもあります。医療業界全体を見てみますと、性同一性障害に関する医療側の態勢や知識はまだまだ浅く、医療業界・医師の知識増進を図っていかなければならないでしょう。そうして、少しずつ医療体制が整っていくところとなります。
性同一性障害の社会的認知はこれから先数十年は必要でしょう。医療体制も社会的認知に伴い向上していくものと思います。私達性同一性障害を有する者に関しては、現在様々な場面で発展途上に有ります。この辺の所を良く理解し、自分にフィードバックしていくことが必要でしょう。そして、今現在自分自身にどんなことが必要で、何が最優先なのかを考えてみることが必須でしょう。
性同一性障害を有する方々も一人一人個人的事情は違うものです。個人の事情に合わせた治療と医療が求められます。家庭、学校、職場、社会生活、様々な活動に於いても同じ事が言えます。それぞれの個人に合わせた考え方が必須です。焦ることなく慌てず、個人の事情に即した対応をお考えになっていただければ幸いです。
愛奈美の取り急ぎのコメントです。
阿部 愛奈美 |  2006.12.18(月) 03:55 | URL |  【コメント編集】

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